2024年03月27日

自分で決めて建てておく

『終の棲家であるお墓は、自分で決めて建てておく』

という、生前墓を建てられる方が増えています。

今はまだ車に乗ることができるから、今のうちに色々と見て選んで用意をしておきたい。

同級生が亡くなった。

病気が発覚した。

子供達に負担をかけたくない。 


様々な理由でご来店いただきます。

両親は健在だが、その時のために慌てて変なお墓を建ててしまわないように知っておきたい。
色々と教えてもらいたい。
と、中にはご両親、ご家族を思う息子さんが相談に来られる事もあります。

お墓づくりは、人生に一度あるかないかの事なので
知らなくて当然の事ばかりだと思います。
遠慮なく相談して下さい(๑>◡<๑)

さて、今回はそんな生前墓のご依頼です



『隣が本家のお墓だから高さだけは十分に気をつけてもらいたい。』





愛知県豊田市産の花沢小目石
純国産墓石の完成です。  


Posted by 柴内石材  at 08:38Comments(0)ご相談ください

2024年01月19日

完成です

前回の続き



基礎工事をし、舞台を据えて行きます。



木の実や樹木の葉がどうしても落ちてくる環境なので、
掃除がしやすく綺麗に保てるように、舞台の上蓋は
繋ぎ目のない一枚石を選びました。




そして、この上にお墓を据えて完成です。



新しく、8寸2段の純国産墓石を向かって左側に
今まであった故陸軍の方のお墓は綺麗にクリーニングをし、高さを合わせるために、芝台を新しく追加して向かって右側に据えました。



↓ ↓ ↓ ↓ ↓



墓地周りの整備を出来る限りした事で、
日の当たる時間も増え、お墓参りがしやすくなったし、
サーッと水を流す事で汚れがとれるから、掃除もしやすくてとても有り難い。
と、大変喜んで頂けました。

この度はありがとうございました。  


Posted by 柴内石材  at 11:17Comments(0)ご相談ください

2024年01月13日

お墓の建て直し

墓地の周りにある大きすぎる樹木の根が四方八方へと伸び放題に伸び、お墓の下をしっかりはってしまい
お墓が傾いてしまっている。



お墓は、故陸軍の戦没者の方のもので
今回、ご家族が亡くなられたので
これを機に、先祖代々のお墓を隣に建てたいと思うけど、
頑丈な根の事もあり、この場所は諦めてお寺の墓地へ改葬して、新しく建てた方がいいものなのか?

だけど、長い間ここで手を合わせて来たし、どうしても改葬にふんぎりが付かない。

地域の墓地であり、墓地周辺の整備の話もだいぶ前から出てはいるけど、いつになるのかも全く見通しが立ってないし
どこまで整備が入るのかも分からないし期待は出来ないけど、やってくれるのなら待っていた方がいいものなのか?

だからといって、いつまでも納骨できずに遺骨を自宅に置いておくのも…

どうしたら???

と、悩みに悩まれてご相談がありました。

まずは、本来はどうしたいのか?
をご家族で話していただいたところ

やはり、自宅からも近い同じ場所にお墓を建ててあげたい

と言うことでしたので、
何度か墓地へ足を運び、墓地周りの環境を調べて
ベストだと思う方法をご提案し、工事が始まりました。

まずは、

山を切り開いた地域の墓地であるため、山の持ち主さんがおられるので近隣の方や地区代表の方に声かけをさせていただき、樹木を切らせてもらいたいという話を通し、墓地区画の整地をしました。





つづく

  


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2023年12月01日

お墓とは



幼い頃からご両親と一緒に手を合わせていらしたという
2区画分の墓地区画にずらーっと並んだお墓。

ご両親が亡くなり、奥様が亡くなり
遺骨は入れさせてもらったが、
やはり……建て替えよう……。

と、相談に来て下さいました。



はじめは、すべてお墓は撤去処分して、
新しいお墓を建てる予定でしたが、
色々検討した結果、残しておく事にしました。



向かって左側に先祖代々之墓とする8寸3段の新しい墓石を建て、右側にご先祖のお墓を並べました。



お墓とは亡くなった人を埋葬し、故人を偲び供養をする場所ではありますが、
先祖へ感謝し、自分が今生きている事への感謝。
自分の命の尊さを見つめ直す
そのための場所です。
  


Posted by 柴内石材  at 08:14Comments(0)ご相談ください

2023年10月15日

現場仕事

【お墓の掃除も墓周りの掃除もほんと大変だし、納骨せんとあかん遺骨もあるんだけど、もう満タンで入れてあげられなくて困ってるんだけどちょっと見てもらえる?】

と、墓地で声を掛けていただきました。



まずは、どうされたいのか?それと今後どうしていきたいのか?お話を伺い、新しく建て替えをされる事となりました。




全て解体撤去、以前はなかった墓地区画をぐるりと囲む
【巻石】を付け



新しく作ったお墓を建てていきます。



既存の石積みの目地の開きと汚れも気にされていたので、
綺麗に目地詰めとクリーニングをします。


石積みの汚れもすっかり落ちて綺麗になりました。




↓ ↓ ↓ ↓ ↓



完成です。
新しく8寸2段の先祖代々之墓と、右側にあったいくつもの小さな墓は1つにまとめて新しく供養墓を建てました。



墓地で仕事をしていると、今回のようにお墓まいりに来られている多くの方に色々と声を掛けていただきます。


「毎日やる事なくて暇だで見とってもいいか?」
と、ご近所の方々が近くに座って、仕事をずーっと見ておられたり、
なかには
「大変そうだで、手伝ってやるわ!」
とか(当然、お断りさせていただきますが)

「次はいつ来るだ?予定を聞いとかんとなぁ〜病院も行かんといかんで」
と、


「なんで?」

と、ツッコミたくなる質問をしてくる強者さんもいらっしゃいます(о´∀`о)

そんなこんなで、現場仕事は多くの方に声をかけていただき、なかなか楽しくやらしてもらってます^_^


どっかで仕事してる僕を見かけたら声掛けてくださいねっ♪  


Posted by 柴内石材  at 09:30Comments(0)ご相談ください

2023年10月03日

生前墓

デゥィ夫人は、可愛がっている愛犬たちと一緒に入れるお墓を生前墓として準備しているそうです。

生前墓とは、自分が入るお墓を自分自身が生きているうちに建てるお墓をいいます。



生前に建てる事で、場所、墓石、供養の方法などを自分の希望に沿って決め、自分らしい安住する場所を選ぶ事が出来ます。






【終活】というと、どうしてもまだまだ後ろ向きのイメージを持つ人が多いと思いますが、
自分を見つめることで、より自分らしく後悔のない人生を
生きるための前向きな活動です。

  


Posted by 柴内石材  at 10:09Comments(0)ご相談ください

2023年08月12日

お休みのお知らせ

暦の上では『立秋』を過ぎました。

先日出かけた【ワークマン】でも、春夏物から秋冬物に入れ替え中でした。
出番は、まだまだ先なのでチラ見だけして
値下げされた夏物をいくつか買ってきましたよ。


作業着は丈夫で動きやすい事がとにかく大事ですが、
こんな事、当然クリアしてるし、
しかもカラフルだしデザインも工夫されていてオシャレ。
そして何より安い!

最近のワークマンはとっても良いですね(๑>◡<๑)

さて、
ワークマンの話は置いといてσ(^_^;)




お盆です。

http://shibauchi148.boo-log.com/e493850.html

お盆休みは毎年ご来店いただくお客様が多い為
蒲郡市形原町の展示場は営業しておりましたが、
今回は台風の影響を考え


15日(火)休み
16日(水)休み
17日(木)定休日

とさせていただきます。

どうぞ宜しくお願いします(๑>◡<๑)  


Posted by 柴内石材  at 09:36Comments(0)ご相談ください

2023年06月24日

いつもと時々

さて今回は

お身内の方が何年か前に相談なく勝手に片付けてしまわれたというご先祖のいくつもの個人墓。

境内にまとめられて置かれている姿を目にし、何年も申し訳ない気持ちでいっぱいだったそうです。



ご夫婦で話し合われ、もう一度元に戻して先祖供養をしたいとの事で、以前のお墓の写真を持ってこられ相談をうけました。

いろいろご要望を伺い、工事の始まりです。



まずは墓地区画内を掘削して地固め。



墓地区画を一周ぐるりと巻石で囲むので、
左右と後ろ側に巻石を乗せる基礎を作っていきます。




次回へ続く。

(おまけ)
5月にあった母の日。嫁さんが娘に
「いつもありがとねっ♪」
と、男闘呼組のライブへご招待。という記憶に新しいブーログの記事がありますが…

なんか今年は父の日も期待できるな♡なんて思ってた先日の父の日。

「ほんっっっっとに、時々だけどありがとねっ!」

と、いただいたのは



【いつも】と【時々】の差がありすぎのような気がしますが:(;゙゚'ω゚'):

まぁ、でも、父親は
時々ぐらいが丁度いいですよねぇ?  


Posted by 柴内石材  at 10:26Comments(0)ご相談ください

2023年05月20日

メンテナンス

お墓のリフォーム工事です。



向かって右側の水子の地蔵様を撤去し、新しく芝台を付けて、先祖代々のお墓を真ん中へ据え直していきます。

ますば、解体して基礎工事。


芝台を据え、お墓を戻していきます。








↓ ↓ ↓ ↓ ↓




こちらで完成です。

日本は地震のとても多い国です。
建墓後10年を目安に、一度点検をする事が望ましいです。

自然なもので出来ている墓石は、
「○年は大丈夫ですよ!」
という耐用年数といわれるものはありませんが、様々な原因によって、耐用年数は短くなります。

例えば、直射日光や風雨、潮風や凍結など。
これらは、風化の原因となるものですが、どうしても避ける事は出来ません。
お墓を建てる地域や場所、環境を把握している地元の石材店や、しっかりと下調べしてくれアドバイスをくれる石材店を選ぶ事で、風土に合った墓石を選んだり加工をしてもらう事で、風化に強いお墓を建てる事が出来ます。

それから、石以外では基礎の部分や目地の部分の施工の問題。
そもそもお墓を建てる時は、正確で丁寧な基礎工事を行うことが当たり前ですが、なんせ建ってしまったら確認出来ない。
これに関しては、信頼できる石材店を選ぶしかないです。

そして、目地(石と石を繋ぎ合わせている部分)
目地は、日光や風雨に強く石と石をしっかり接着できる石材用のコーキング剤を埋め込み固定する事で、
水や砂ぼこりなどの侵入を防ぐ役割と、耐震性を高める役割をしていますが、このコーキング剤は約10年程で劣化してきます。
目地は、ご自身で確認する事が出来るので、
ボロボロになっていたり隙間があいていたりしたら目地の補強をした方がいいです。

放置しておくと、水が染み込んで風化を早めたり、何より
耐震の面で危険が高くなります。

お墓も家も車も体も長く良い状態で維持するには、メンテナンスが必要です。  


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2023年04月26日

心の荷

平成13年、ご主人が亡くなられた年に奥様が身内の方経由で建てられたというお墓。

【隣りが本家のお墓だから低くお願いします】

と、しっかり伝えたにもかかわらず、出来上がったお墓は
本家よりも背の高いお墓だったそうです。

何十年と毎日のように欠かさず亡きご主人と話しをしにお墓へ行き、手を合わせる中で、
お隣り墓地の本家さんに度々会い、毎度言われる
『嫌味』が何よりも苦痛で仕方なかったそうです。


それでも20年以上耐え続けたそうですが、ご自身の年齢もあり今回【お墓じまい】をし、お寺への永代供養を決心されました。




『心の荷がおりました』

と、言っておられました。


20年もネチネチと嫌味を言い続ける本家も本家だとは思いますが、誰がどう悪いかと言ったら、当然 石屋です。

お墓に使われている石種、お墓の形、字の彫り方、建て方などでほぼどこの石屋の仕事なのか?は、
僕たち石屋は分かります。

無責任は仕事は絶対にダメです。


しかし、よく雨降りますね! 

今日は岡崎の工場にこもって段取りの1日です(╹◡╹)  


Posted by 柴内石材  at 10:28Comments(0)ご相談ください