2017年11月22日

お墓の処分について

お墓を新しく建て替える時、墓じまいをする場合は今までのお墓は処分します。

でも、いくら新しく建て替えるからといって今まで手を合わせてきた墓石を「はい、さようなら」と簡単に捨ててしまえるものではありません。

まずは、お寺さんに性抜き(しょうぬき)の読経をしてもらい、魂の宿っていた墓石から魂を抜いて『ただの石』に戻します!!



ただの石になってからでないとお墓を動かしたり処分したりする事は出来ません(お仏壇も同様です)

そしてここからが石材店の仕事です!!
建替え、引っ越し、墓じまいの工事が始まります。

お墓はいくつものパーツで出来ていますがここで最も重要なのは
【竿石(さおいし)】と呼ばれるお墓の一番上に位置し
〇〇家之墓・先祖代々之墓などの彫刻が施されている石です。

この竿石は、いくら性抜きしてご先祖様を空室にしたからといっても、一度でも戒名や仏文字を刻み、今まで心の支えとして手を合わせてきた石ですので、不要になったから!といって簡単に捨てる事はできませんあーあー


興味ないかも・・・ですが





撤去した墓地の土の下に埋めてしまったり、山の中にそのまま転がして放置したり・・・そんな事をする石材店も残念な事にゼロではないです汗

また石材店の中には、引き取った竿石を処分せずに一回り小さな竿石にし彫刻の文字を消し綺麗に加工し直して再利用して売る石材店もなきにしもあらずがびーん

竿石の処分の方法としては(地域やお寺によってもありますが)
・お寺の無縁塚に祀って供養する
・お地蔵様や墓誌、モニュメントに加工し直し新しい息吹を吹き込み生まれ変わらせる
・きちんとした産廃業者に処分の委託をする

・・・などの方法があります。

墓じまいを希望される方の中には

「え!? 捨てるだけでこんなにお金かかるの?」 って
ついつい心の声が出ている方もいらっしゃいますが、柴内石材店は




あくどい事は一切していませんので、きちんとした処分も供養もさせていただいております!!

「はい、さようなら」 と簡単ではないんですええと(汗)
  


Posted by 柴内石材  at 19:51Comments(0)お任せ下さい