2023年12月22日

忘れない事

初七日(第1週・7日目)
1番手は
【秦広王(しんこうおう】『不動明王』

秦広王は、とても恐ろしい形相をされています。
この世への未練を残し迷っている故人が、仏道への歩みを進める覚悟を持てるよう迷いや未練をバッサリ断ち切るそうです。


二七日(第2週・14日目)
2番手は
【初江王(しょこうおう】『釈迦如来』

三七日(第3週・21日目)
3番手は
【宋帝王(そうたいおう)】『文殊菩薩』

四七日(第4週・28日目)
4番手は
【五官王(ごかんおう)】『普賢菩薩』

最初の裁判官、不動明王により現世の未練や迷いを断ち切った後にやってくるのは、
2番手、3番手、4番手の『釈迦三尊』と呼ばれる
『釈迦如来』『文殊菩薩』『普賢菩薩』です。

釈迦三尊により仏法を授かります。

五七日(第5週・35日目)
5番手はご存知
【閻魔大王(えんまだいおう)】『地蔵菩薩』

閻魔大王が、故人の来世や魂の地獄を含む修行先を決定します。

そして、
六七日(第6週・42日目)
6番手
【変成王(へんじょうおう)】『弥勒菩薩』

七七日(第7週・49日目)
満中陰となり現れるのが
【太山王(たいざんおう)】『薬師如来』

(わかりやすいのがネットにあったので引用します)
今の裁判所に例えると、閻魔大王の五七日が地裁。
変成王の六七日が高裁。最後、太山王が最高裁。
こんなイメージなんだとかσ(^_^;) なるほど。

この7人に、
百カ日【平等王】『観音菩薩』

一周忌【都市王】『勢至菩薩』

三回忌【五道転輪王】『阿弥陀如来』

の、3人を加えた10人の王により、それぞれの日に道教の王を割り当てて死者の生前の行いを裁く事は、
中国で生まれたもので
十王信仰(じゅうおうしんこう)と呼ばれます。

さらに、日本では

七回忌【蓮上王】『阿閦如来』
十三回忌【抜苦王】『大日如来』
三十三回忌【慈恩王】『虚空蔵菩薩』

三仏事を加えた
十三仏信仰と呼ばれるものがあります。

忘れない事

室町時代に日本で生まれたと言われていますが、
江戸時代にはどんどん年忌が増え、270年も続く徳川幕府によって定着してきました。


現代では供養の方法も多様化し、年忌法要の内容がシンプルになったり省略する傾向です。

どんな形であれ
大切なのは、故人を忘れない事なんではないでしょうか?


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Posted by 柴内石材  at 08:36 │Comments(0)その他

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