偉大なパワー

宗派によってお経は違います。
ご自分の家の宗派は皆さんご存知ですか？




仏様の言葉は誰もが簡単に聞けるものではありません。
古くから、その宗派に属した弟子たちが仏様の教えを言葉にして伝えていましたが、その内容を誰が読んでも唱えられるようにと弟子たちがまとめあげたものが
『お経』なんだそうです。

宗派によってお経が違うのは、それぞれの教え・考え方があるからなのです。


お経に触れる機会といえば
葬儀や法要の場面です。

故人の宗派のお経が読まれるので、聞きなれないお経を耳にする事があるでしょう。

正確な数字は分かっていないそうですが、分かる範囲だけでも日本国内には
約84,000種類のお経があるそうです
(´⊙ω⊙`)

それだけ、教えには様々なものがあるのだという事ですね！



そして、お経をあげる意味。

これは、仏様に対して何かを伝えているわけでも、故人が成仏できるように唱えているわけでもなく、
周りで聞いている人達の為に唱えているものなんだそうです。

聞いている人に安心感を与えるように、低く抑揚のない声で重低音の振動のように。

故人を亡くして悲しみに暮れている人に対し、心を落ち着かせる効果をもたらすそうです。

2018年12月
東北大の宗教学の研究チームは、

「お経を聞くと不安が軽減し、免疫物質が増える」

お経を聞くと、悲しみが癒される

と実証をし発表しました。

お経は、一体何を言っているのやら理解できないし、長くて面倒…と思ったりもするかもしれませんが、


お経そのものは違っても、人生の意味や目的を見つめ直すために説かれている、貴重な教えが詰まっているとても有り難いものです。


元々は、生きている人に向けたお経ですが、
亡くなった方の安らかな眠りと幸福を願う為や、
自分が亡くなっているのに自覚を持たず浄化されない魂に対して
「貴方は亡くなった魂ですよ！」
と自覚させ、死後の世界へ導くという効果があるという説もあるそうです。



お経に込められたパワーは偉大ですね
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