よし！これでいい！

ヒビ割れた花立ても新しく作り直して、全部綺麗に磨き直しも完成。
元の場所へ基礎工事をしっかりとし、据え直しをしました。

見違える程綺麗にツヤが蘇ったお墓に大変喜んでいただき、

「今まで以上に会いにくるよ！」

って、亡き奥様にご報告されたそうです。


そもそも、石材業界には
『加工の基準』 というものがないので、
それぞれの職人の基準で作ったり、磨いたり…。

中でも、僕が1番大切にしている工程は

【磨き】



磨きは、とても根気のいる作業なのでうちの妻のような大雑把な人には向きません(苦笑)

今回のお墓は、心地良い海風の吹く蒲郡の海沿いの墓地にありました。

仕事をしていても、海からの風と眺めに癒され、休憩時間にする一服がなんとも言えないうまさでした( ´Д`)y━･~~


ただ……


心地よい海風は、石にとっては悪影響なんです！

あんなに硬く丈夫そうにみえる石も、塩にはめっきり弱く、墓石の表面の磨きが飛んでしまってガサガサになってくるのが早く、石の劣化も否めません。


塩害を避けられない墓地に建つお墓には、石選びはもちろんのこと、丁寧に磨き上げることがとても大切だと思います。


自社加工をし、純国産墓石を大いにすすめる石屋が全国に何社あるのかは分かりませんが、その中の１人として僕も恥じないお墓作りをしていきたいと思っています。


「これぐらいでいいかな…」

ではなくて、

「よしっ！これでいい！」

という仕事をしています(๑･̑◡･̑๑)